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ホテル fico 様 | ロゴ
2021年5月「ホテルアルバ」から「fico」という新たなお名前とともに、
館内もきれいに改装してリニューアルオープンされた、大分県日出町にあるホテルです。
ロゴデザインから館内アイテムデザインまで、お仕事のご依頼をいただきました。
新たに生まれ変わるficoが目指すのは、
「シティホテル(高級系/ラグジュアリー系)」と「ビジネスホテル」の
その間に位置するような、“ちょっと良いビジネスホテル” ということでした。
お客様に快適な滞在を提供し、満足感が得られるような「宿泊特化型のホテル」です。
今回、ficoさんのコンセプトとして
“快適な空間”を意味する「コンフォートゾーン」という言葉を掲げました。
心理学ではストレスなどがなく安心した状態でいられる場所を指す言葉です。
宿泊の重要なホスピタリティの核は、「ここちよい滞在」ととらえ
お部屋の清潔さを保ち、宿泊への心配りをする。
それらがもたらす上質な睡眠は疲れを癒し、元気な明日へ導いてくれる。
心から“快適”だと感じてもらえる滞在は、ficoさんが提供できる大きな価値だと考えました。
また、宿泊だけではなくミーティングルームやフィットネスルームなどを設けて、
それらの利用も滞在の一つと多角的に捉え、
地域に根づき交流できる場として、町にとってなくてはならない存在になっていきたいという
「開かれたホテル」という展望もお持ちでした。
宿泊しても、宿泊しなくても。
みんなが気持ちよく過ごせる、みんなの「コンフォートゾーン」となる場所。
そのようなホテルのコンセプトのもと、ロゴマークをデザインしました。
- design :松本ゆかり
design concept
一日の終わりを結ぶ、
一夜の熟睡。
ficoは、イタリア語で「いちじく 」。
漢字では、“花の無い果実”と書き「無花果」となります。
しかし実のなかには、たくさんの小さな“花”を咲かせています。
安心する場所に包まれて、静かに眠る花々。とても心地よく、きもちよく夢を紡げる場所。
快適な滞在(=心地よい眠り)を提供するホテル、ficoのイメージを「無花果」 に重ねて表現。
また、滞在を多角的に捉え、泊まっても、泊まらなくても
気持ちよく過ごせる開かれたホテル、fico。
ficoを中心に、地域を結び、人を結ぶ姿を「リボン」で表現しています。
元気な明日へ繋げるための、快適な一夜の熟睡ができる場所。
人々が集い、縁を結ぶことができる開かれた場所。
ficoのもつ魅力を1つの形にデザインしたロゴマークです。