「おいしいから、食べてほしいから。だから工夫する。魚を食べるを“応援”するEVERY FISH PROJECT」
あるとき、大分県佐伯は米水津にある水産加工会社の株式会社やまろ渡邉さんより、
パッケージの一新のご相談をいただきました。
やまろさんは、現代の消費者の「魚離れ」に強い危機感を感じていらっしゃいました。
しかし、「魚を食べてよ!栄養もたっぷりでおいしいよ!」と声を上げるだけでは
魚離れを止めることはできないこともおなじように感じていらっしゃいました。
そこで「たとえば、さばく手間が魚離れを誘発させているのなら…」
と加工の段階で、そのままで食べられたり揚げるだけにしたりと、
工夫を施すことでユーザーのハードルを下げ、安心安全なものを
「おいしく、かんたんに」提供するということを商品づくりの中で常に考えておられました。
また、そこには食育という観点がありました。
そのなかでも、まずは食卓が楽しいこと、
こどもたちが美味しそうに食べることから考えをめぐらせ
いままでにない斬新なレシピを発信したりとさまざまな取組を行われていました。
今回はそこにフォーカスしてデザインを進めることにしました。
まず、パッケージを考える前にこのやまろさんの思いに名前をつけようと思いました。
「エブリフィッシュプロジェクト」造語ですけれども、
毎日食べたい魚、食べたくなる魚、毎日の魚 という感覚が日本のかたにもダイレクトに伝わる名称にしました。
そこからこのロゴを考え、パッケージを派生させました。
↑魚種シールはこどもたちが「きびなご」など読んでくれるように大きくひらがなを。
見慣れない英語の表記もいれて興味を持ってもらえるようなシールに
ロゴはやまろの「806」をモチーフに魚を食べるを応援する土台を作る、
という意味が込められています。
コンセプト設立とロゴ作製をしたあとは、
同コンセプトにおいてパッケージ・コンセプトミニパンフ、
出荷用の箱のスリーブ、ステッカーなど様々なものに派生させていきました。
インスタグラムで発信している、
楽しすぎる806’s KITCHEN 目からうろこレシピ満載!
是非御覧下さい!
→やまろさん インスタグラム
作る人、食べる人に寄り添う、
また楽しさや美味しそうなレシピなどのポジティブなイメージでお客さまを幸せに連れていく、
自社商品への自信・愛情、食べる方への愛情が笑顔とともに感じられるやまろさんの思考はほんとうに素敵で、
わたしたちもいつも、エネルギーにあふれ、幸せな気持ちで仕事をさせていただいています。
やまろさんいつもありがとうございます。